2015/05/27 解決事例
新規案件で蓋も透明にすると言うお話を頂いた時は非常に厳しいと思いました。
色々な課題をクリアしないと量産体制にもっていくのは大変だと考えました。 透明の蓋は種類の違う素材を何層も重ねて行く行程がありますが、違う素材を重ねて行くとどちらかの方向にカールしてしまうからです。
お味噌のカップの蓋材ですので酸素バリア性も必要カップの素材に合わせた接着層も必要なので最低でも3層位の構成になってしまいました。厚さがあればカールの問題はそんなに気にする問題ではありませんが薄くするとなると、話が変わってきます。
試行錯誤しながらテスト品を作り、テストして又、改良を加えてテストする。当たり前の事を繰り返してやっと使って頂けるレベルに到達しました。
素材を作る段階では、要求事項を全て満たす素材は厳しいですとの事だったので難しいとは思いましたが、あるレベルまで作って頂き、その後で不足している部分を社内の加工で補う形で完成しました。 まだまだ、改良して行ける部分があると思いますので改良を加えてお客様が満足する製品を作って行きたいです。
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